2025.12.18
5時に起床。事務所へ行って、登米の現場に向かう。高速を走っていると落葉した木々の隙間から一瞬、常緑樹の(おそらく椿の)硬く艶のある葉が光っているのが見えた。高速の両脇を過ぎていく木々はほとんど野生化していた。松も庭先で見るような樹形とは全く違う育ち方をしている。庭の手入れされた木々もいいが、なぜかこの風景をみていると安心感を覚えてしまうのは、生まれ育った場所の風景に似ているのだろう。晴れた空を見ていると、飛蚊症のアメーバのような影がちらついてくる。年々見える数が増えている気がする。昔は神経質にそれを気にしていたが、今は何も気にならなくなっている。ノートに何かをメモするときも、文字の線が少しでも歪むだけで書き直していた。なぜかそういう神経質さがあったが、それも今ではだいぶ緩やかになっている。ここ数年はそういう神経質さをほぐしてきたような日々だったのかもしれない。
資材を買うために、桃生に寄った。朝の日差しに照らされた草むらが、光りながら湯気を上げていた。現場についてしばらく作業をしていると、黒と白の猫が寄ってきた。毛並みが綺麗な雄猫で、おそらく放し飼いにされている猫なのだろう。仕事は無事終わり、仙台に戻る。作業量はそんなに多くなかったが、移動が多かったせいでいつもより疲れている気がした。コンビニでハイボールとカップ麺を買って帰宅。